強く優しく儚く脆い

平野紫耀くんと弟ふたり

Mr.King vs Mr.Princeと過ごした夏

Mr.King vs Mr.Princeが結成されたのは2015年6月5日。春頃からクリエAのメンバーとして6人で活動してきたが、6月にしてやっとグループ名が名付けられた。そこではグループ名だけでなく、テレ朝夏祭りの応援サポーターを務めることも同時に発表された。そして夏祭りの応援サポーターだけでなく、サマステ特別公演 キンプリだけの公演も任せてもらえた。


7月18日〜8月20日までの計23公演。戻りたくても戻れない、最高にキラキラした夏だった。

各々が担当カラーのペンライトを握りしめ、担当に会える喜びを噛み締めながら叫んでいたキンプリコール。横一列に並んで登場した6人を前に、興奮と感動でいっぱいの会場と鳴り止まない大きな歓声に毎度鳥肌が立った。やっと担当に会えた!嬉しい!眩しい!という感情とともに始まったサマー・ステーション。「サマーステーション今すぐおいで 毎日が笑顔になれる場所があるから サマーステーションみんなでおいで いつもより楽しい夏がここにあるから」と歌う6人が本当に眩しくて、EXシアターに足を運べば笑顔になれる最高に楽しい夏がそこにはあった。公演数を重ねるごとに、キンプリが好きだ!この6人が好きだ!と心底思えた。だからこそ、「いつかこの景色も あの蜃気楼のように ゆらゆらと 静かに消えてくけど」と歌う6人が儚くて切なかった。いつか本当に静かに消えていってしまうかもしれない…そんな風に思いながら見たあの儚い景色は、多分一生忘れない。


千秋楽を迎える頃には、ずっとこの6人でいて欲しい、Mr.King vs Mr.Princeとして頑張る紫耀くんを応援していきたい、そんな風に思っていた。だからこそ千秋楽で発表された「キンプリ継続」が素直にすごく嬉しかった。これからの6人の未来に、キンプリの未来に期待しかなかった。キンプリが結成される前から6人の勢いは止まらず、これからもきっと6人で、また新しい景色を見させてくれるのだろう、そう信じていた。

だが、意味深な「またすぐ会えるよ」の言葉とは裏腹に、すぐに会えたのはジャニショで発売されたキンプリのハワイ写真だけだった。確かに新しい写真ですぐに会えたけど…。もしかしたらキンプリに会える何かが決まっていたのかもしれないし、テキトーに「またすぐ会えるよ」と言っていただけだったのかもしれない。


「またすぐ会えるよ」の言葉から早二カ月が経った。 今 のキンプリはMr.KingとMr.Princeに分かれてはいるものの、なんとか「Mr.King」「Mr.Prince」というグループ名は保たれている。キングの三人は「Mr.King」としてジャニワに出演するが、この先どうなっていくのだろうか。またMr.King vs Mr.Princeとしてあの6人の姿を見られるのか、それとも「Mr.King」「Mr.Prince」に分かれて活動していくのか、それとも………



あの最高に眩しくてキラキラしていた夏にはもう二度と戻れない。けれど、2015年の夏は最高に熱くて最高に楽しい夏だったんだよ、とゆうことだけはきちんとここに残しておきたい。